『口訳万葉集』 (岩波現代文庫)
ISBN:4006022875
折口信夫は、漢字原文ではなく、漢字仮名交じり文で『万葉集』の歌を読めるようにし、さらに口述によって、声の世界で歌を味わわせるという、画期的な試みを初めておこなった。本書を以て『万葉集』は、広く国民に愛読される大古典として普及したという。上巻には巻一から巻八までを収める。(全三冊、解説=持田叙子) 精しい注釈が必要なら他の本を当たればよい。この本は折口信夫が歌に句読点を与え、口語訳をしている点をよくみるべき
折口による傑作と佳作評が、一般的に名歌とされている歌と異なっているのもおもしろい
21-09-18 22:04 読了